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米の民間月着陸が延期、木星探査機JUICEが不具合から復帰–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ(5月15日~5月22日)

2023.05.22 14:55

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)によるLunar Flashlightミッションの断念から、欧州木星探査機のJUICEの不具合からの復帰、Intuitive Machinesによる商業月着陸船の計画まで、先週1週間(2023年5月15日~5月22日)のニュースから注目すべき3本をまとめた。

NASAのLunar Flashlightミッションが断念

(出典:NASA)

 2023年3月に運用に問題が発生したNASAの月探査機「Lunar Flashlight」に関して、同宇宙局はミッションの終了を発表した。月をフライバイ(接近飛行)しながら南極のクレーターにて氷を探すことを目標としていた同探査機だが、スラスターの問題を修正することができなかった。

欧州木星探査機のJUICEが不具合からの復帰

 欧州宇宙機関(ESA)は現地時間5月12日、木星探査機「JUpiter ICy moons Explorer(JUICE)」のアンテナの不具合を修正したと発表した。木星の「ガニメデ」「エウロパ」「カリスト」といった衛星の観測を予定している同探査機は、予定通り2034年12月にガニメデの周回軌道へと入ることになる。

Intuitive Machinesの月探査ミッションが2023年秋に延期

(出典:Intuitive Machines)

 民間企業として初めての月面着陸を目指す米国のIntuitive Machinesは、ミッションを2023年秋に延期すると発表した。同社はNASAの「商業月面輸送サービス(Commercial Lunar Payload Services:CLPS)」の一環として、月着陸船「Nova-C」による月探査ミッション「IM-1」を予定している。

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