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Blue Origin、3回目の有人宇宙飛行に成功–米初の宇宙飛行士の長女ら搭乗

　Amazonの創業者Jeff Bezos氏の宇宙関連ベンチャーBlue Originは米国時間12月11日、ロケット「New Shepard」の19回目となる飛行を成功させた。ロケットの名前の由来となったAlan Shepard氏の家族が初めて搭乗した。

　今回招待されたのは、1961年に米国人初の宇宙飛行に成功したAlan Shepard氏の長女Laura Shepard Churchley氏、米ナショナルフットボールリーグ（NFL）の元スター選手で、現在はテレビ番組「Good Morning America」の司会者であるMichael Strahan氏だ。

　さらに4人が料金を支払って搭乗した。今回初めて最大定員となる6人が大気圏と宇宙空間の境界にあたる高度まで到達し、帰還した。

"It's almost like an out of body experience, it's hard to even believe it happened." @michaelstrahan talks going to space one-on-one with @arobach.

LATEST: https://t.co/U7ROimgvM7 pic.twitter.com/HJ1DNAdxWM

— ABC News (@ABC) December 11, 2021

　このミッション「NS-19」で搭乗した有料顧客4人は、Voyager Spaceの最高経営責任者（CEO）でSpace for Humanityの創始者Dylan Taylor氏、投資家のEvan Dick氏、Bess Venturesの創業者Lane Bess氏、Cameron Bess氏だ。

　Blue Originは打ち上げに先立ち、「Lane Bess氏とCameron Bess氏は、一緒に宇宙を飛行する初めての親子になる」としていた。

Liftoff! The crew of #NS19 headed to space today on board #NewShepard. The third human spaceflight for the program in 2021. pic.twitter.com/Z8V3k652Or

— Blue Origin (@blueorigin) December 11, 2021

　New Shepardロケットは、テキサス州西部にあるBlue Originの発射施設から、太平洋時間11日午前7時頃に打ち上げられた。当初8日に予定されていたが、風の予報を受け、延期された。

　発射から数分以内にブースター段が乗組員用カプセルを高空に打ち上げて切り離し、地上62マイル（約100km）以上の高度まで上昇した。

　乗客が数分間の無重力状態と比類のない眺めを楽しんでいる間、ブースターは帰還し、発射台付近に無事着陸した。6人が乗るカプセルはその後、大気圏に再突入し、複数のパラシュートを使って軟着陸した。

Touchdown in the West Texas desert! What an incredible day for our astronauts and Team Blue. Congrats to all on a wholly successful mission. #NS19 pic.twitter.com/uN0uxKvUZ1

— Blue Origin (@blueorigin) December 11, 2021

TOUCHDOWN has a new meaning now!!!

WOW…. that was amazing!!! 🚀🚀 @blueorigin @SMAC pic.twitter.com/xz54JT49f3

— Michael Strahan (@michaelstrahan) December 11, 2021

　NS-19は、New Shepardの有人宇宙飛行としては3回目となる。初回はJeff Bezos氏、弟のMark Bezos氏、かつて宇宙飛行士の訓練を受けていた82歳のWally Funkさんらが搭乗した。

（この記事はCNET Japanからの転載です）