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綾部の天文館パオが新装 カラフルな惑星図が復活、消えたあの星

2022.04.14 15:22

朝日新聞

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 京都府綾部市の天文館パオが外壁などの修理工事を終えた。太陽系惑星の大きさを比較できる「惑星広場」のタイルはカラフルな彩色が復活したが、消えたものも。冥王星だ。

 冥王星は1930年に米国の天文学者が発見し、太陽系で9番目の惑星となった。パオがオープンした95年の惑星広場には直径50センチの地球に対し、約10センチの冥王星が一番外に描かれた。

 しかし、冥王星の軌道の外側に冥王星より大きな天体(後に「エリス」と命名)が見つかり、2006年の国際天文学連合の会議で惑星が新たに定義され、冥王星はエリスなどとともに「準惑星」に分類された。

 同館の白波瀬利恵さんは「『冥王星って無くなったんじゃ?』と聞いてくるお客さんもおられました」。

 館の雨漏りなどもあって改装されることに。冥王星を注釈付きで惑星広場に残そうとの意見も出たというが、定義に従って外した。その分、本来より小さい木星以遠の惑星を大きくし、水星と金星、火星は地球との正確な比率に近づけ、全体を彩色し直した。

 高校生以上300円、小中学生150円。月曜などが休館で、惑星広場は休館日も見られる。問い合わせはパオ(0773・42・8080)へ。(大野宏)

リニューアルされた天文館パオの惑星広場。太陽系の惑星と軌道がカラフルに描かれている。右手前に人が立っているあたりに、かつて冥王星があった=2022年4月6日、京都府綾部市、大野宏撮影
リニューアルされた天文館パオの惑星広場。太陽系の惑星と軌道がカラフルに描かれている。右手前に人が立っているあたりに、かつて冥王星があった=2022年4月6日、京都府綾部市、大野宏撮影

(この記事は朝日新聞デジタルに2022年4月14日10時に掲載された記事の転載です)


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