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ロケットリンク、第三者割当増資で6億円を調達–「革新的」固体燃料を開発
2025.07.15 16:30
ロケットリンクテクノロジー(相模原市中央区)はシリーズBラウンドとして第三者割当増資で6億円を調達した。シリーズAとBの調達総額は7.5億円。7月11日に発表した。
今回の引受先はインキュベイトファンド、DIMENSION、住商ベンチャー・パートナーズ、三井住友海上キャピタル、宇宙フロンティア2号投資事業有限責任組合(スパークス・アセット・マネジメントが運用)。今回の資金調達で2026年度に打ち上げ予定の弾道飛行(準軌道=サブオービタル)実証機「LTP-310」の計画が大幅に前進したと説明している。
同社は「低融点熱可塑性推進薬(Low melting temperature Thermo-elastic Propellant:LTP)」を呼ばれる、ロケットの固体推進薬を開発している。LTPは、固体ロケットの製造プロセスをシンプルにできると期待されている。
「革新的」と期待されているLTPは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)傘下の宇宙科学研究所(ISAS)が開発した技術。2023年8月に設立されたロケットリンクは、JAXAが保有する知的財産や知見を活用した事業を展開するJAXAベンチャーに認定されている。

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