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スペースX、「ファルコン9」ロケット打ち上げ500回を達成–失敗はわずか5回
Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)は米国時間7月2日、同社にとって500回目となる「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットの打ち上げを実施した。
米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたFalcon 9は、ミッション「Starlink-280(10-25)」として27機の「Starlink」(スターリンク)衛星を搭載して宇宙空間に到達。衛星を予定軌道に投入した。
ロケット第1段(ブースター)「Booster 1067」は第2段から分離し、大西洋上のドローン船「A Shortfall of Gravitas」(ア・ショートフォール・オブ・グラヴィタス)に着陸した。このBooster 1067が回収に成功したのは今回で29回。ほかのブースターよりも3回多い。
米メディアSpace.comによると、これは2015年12月以来、472回目のFalcon 9の第1段の着陸成功であり、ロケットにとって439回目の再使用となった。Falcon 9は史上最も多く打ち上げられた米国のロケットで、500回のうち5回を除いてすべて成功している。
今回追加された27機の衛星で地球低軌道(LEO)で稼働中のStarlinkは7900機以上となった。この史上最大の巨大コンステレーションは、世界中にブロードバンドサービスと一部地域でのスマートフォンとの直接通信サービスを提供している。

関連情報
Starlink-280(10-25)
SpaceX公式Xアカウント投稿
Space.com
