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米民間企業のロケット打ち上げ、6月は21回–記録を更新、15回はスペースX

2025.07.02 17:00

塚本直樹

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 米国の民間企業によるロケット打ち上げは6月に21回と単月での記録が更新されたと米連邦航空局(FAA)が明かしている。米メディアSpace.comが報じている

 「記録的な月となったこの期間には、Blue Origin(ブルーオリジン)、Rocket Lab(ロケット・ラボ)、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)、United Launch Alliance(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス、ULA)の4社による21回の打ち上げが含まれる」とFAAは述べた。これまでの記録は2024年11月の20回。

 4社の中でもSpaceXは特に多忙で、21回のうち15回を打ち上げた。そのうち12回は、同社の衛星ブロードバンドサービス「Starlink」(スターリンク)衛星を地球低軌道(LEO)に構築するためのもの。6月に打ち上げられた有人飛行は、SpaceXの「Axiom Mission 4(Ax-4)」とBlue Originの「NS-33」

 「これらはカリフォルニア、フロリダ、テキサス、ニュージーランドで打ち上げられ、軌道、準軌道(サブオービタル、「弾道飛行」とも言う)、有人宇宙飛行が含まれていた」と同局は付け加えている。Rocket Labの主な発射場はニュージーランドの北部にある。

ミッション「Starlink-277(10-16)」としてStarlink衛星27機を搭載した「Falcon 9」は米東部時間6月25日午後3時54分に打ち上げられた(出典:SpaceX公式Xアカウント)
ミッション「Starlink-277(10-16)」としてStarlink衛星27機を搭載した「Falcon 9」は米東部時間6月25日午後3時54分に打ち上げられた(出典:SpaceX公式Xアカウント)

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