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テーマは「宇宙のデータ/人材の活用」、大阪市で7月17日にイベント開催

2025.06.25 17:30

UchuBizスタッフ

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 大阪商工会議所は「宇宙のデータ/人材の活用」をテーマにしたイベントを7月17日に開催する。時間は午後2時30分~5時。場所はJAMBASE CONFERENCE 7-1(大阪市北区)

 同会議所は、2030年を見据えた次世代の産業・技術分野での深ビジネス創出と分野横断でのクロスイノベーションを促進するプラットフォーム事業として「次世代テックフォーム」を進めている。AI(人工知能)やモビリティ、新エネルギー、宇宙ビジネス、Neoマテリアル、防衛・防災という計6つのクラスターで最新情報の共有や参加企業間のネットワーキング、ビジネスマッチングなどの新事業創出に向けて取り組みを進めている。

 7月17日に開催されるイベントは、次世代テックフォーラムの宇宙ビジネスクラスターの中で2025年度の第1回クラスター会議になる。今回のテーマが「宇宙のデータ/人材の活用」、事例紹介やビジネスマッチングが提供される。

 イベントでは、スカパーJSATの宇宙事業部門 宇宙ソリューション事業本部長の木村勉氏が登壇して「共に創る衛星データビジネスの可能性」(仮題)で講演する。通信インフラから防災や物流、農業などの分野に活用される同社の衛星データ活用事例を解説する。他企業との共創を通じた新規事業開発に関する取り組みや今後の展望にも触れる。

 事例紹介には、NTTデータが60%出資するMarble Visionsの事業推進部である若松健司氏とJAXAベンチャーである天地人の取締役 副社長で最高衛星技術責任者(Chief Satellite Technology Officer:CSTO)を務める百束泰俊(ひゃくそく・やすとし)が登壇する。

 Marble Visionsは、衛星画像提供から利用者の判断支援までをワンストップでサポートする仕組みを展開している。天地人は、宇宙ビッグデータをAIで解析し、地上のリスクや価値を可視化するサービスを提供している。

 協業テーマ提示では、和歌山大学 学長補佐であり、イノベーションイニシアティブ基幹 教授である秋山演亮氏が登壇。同大学では、衛星データを活用した新たなものづくりや宇宙関連人材の育成を起点としたビジネス創出に向けて企業連携に取り組んでおり、秋山氏が具体的な協業ニーズを解説する。

 大阪商工会議所では、今回のイベントについて「宇宙のデータ、ノウハウの活用による新たなビジネスの創出に向け、最前線で活躍する企業の動向を理解し、具体的なアクションにつなげられる」機会と説明している。

 参加費は、宇宙ビジネスクラスターに登録している企業であれば無料。同会議所の会員企業は1人5000円、その他は1万円が必要。

関連情報
大阪商工会議所 発表
次世代テックフォーラム

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