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鹿児島県の楠隼高で10年続く「シリーズ宇宙学」、宇宙人材育成を目指す特別講義を6月開講へ–2023年から実施
2025.05.14 15:30
鹿児島県立楠隼中高一貫教育校(以下「楠隼高」)は、創立以来10年続く「シリーズ宇宙学」の一環として、宇宙産業人材の育成を目的とした特別講義・ワークショップを6〜7月に全6回にわたり実施すると発表した。生徒が宇宙産業への理解を深め、自らテーマ設定した探究活動に取り組むことで、広い視野や好奇心などを育むことを目指す。
全国初となるJAXA公認の推進モデル校である楠隼高は、2015年の開校時から、JAXA職員や大学教授らによる講義「シリーズ宇宙学」を中学1年生〜高校1年生に向けて実施してきた。また、特別講義・ワークショップは、九州・鹿児島にゆかりある民間企業などと連携しながら2023年度から続けている。


2025年度の今回は、昨年度の全5回から全6回に増やした。九州大学発のSAR衛星開発企業であるQPS 研究所、衛星リモートセンシング事業を展開するFusic、小型固体ロケットを開発するロケットリンクテクノロジー、宇宙食ビジネスなどを目指すSpace Food Lab.、超小型衛星の製造・運用・データを通じたソリューションビジネスを手がけるアークエッジ・スペースが全面協力する。
なお、特別講義・ワークショップは、鹿児島県および肝付町(宇宙のまちづくり推進課)の支援も得ながら実施するとしている。