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アマゾン、衛星通信「カイパー」を本格展開–4月9日に27機を打ち上げ

2025.04.03 16:39

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 米Amazon(アマゾン)の衛星ブロードバンドサービス「Project Kuiper」(プロジェクト・カイパー)の衛星が27機、米国時間4月9日に打ち上げられる。

 Project Kuiperは地球低軌道(LEO)に大量の衛星を打ち上げ、高速かつ低遅延な接続サービスを提供する計画だ。最初の2機の試験衛星の投入は、2023年10月に打ち上げられた。今回の打ち上げは、Project Kuiperにとって初の大規模なミッションとなる。

 「地上で徹底的なテストを行ったが、軌道上でしか学べないこともある。今回は最終設計された衛星を初めて飛ばす機会であり、また一度にこれほど多くの衛星を展開するのも初めてだ」と、Project Kuiperでバイスプレジデントを務めるRajeev Badyal(ラジーブ・バディアル)氏は述べている。

 Kuiper衛星は米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からUnited Launch Alliance(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス、ULA)の「Atlas V」(アトラスV)ロケットで打ち上げられる。

 ミッション名は「KA-01」。打ち上げウィンドウは米東部夏時間4月9日午後12~3時。Amazonによると、今回打ち上げる貨物(ペイロード)は、Atlas Vがこれまで打ち上げたペイロードの中で最も重いという。

 今回打ち上げる衛星は第1世代であり、コンステレーションは3200機以上と説明している。80回以上の打ち上げを確保しており、毎回数十機がコンステレーションに追加されるとしている(Starlinkはすでに7100機以上が打ち上げられている)。

 Amazonは今後数年間でAtlas Vによる7回の打ち上げに加え、ULAの新型ロケット「Vulcan Centaur」(ヴァルカン・セントール)を使用した38回の打ち上げを予定している。Arianespace(アリアンスペース)、Blue Origin(ブルーオリジン)、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)などと提携し、30回以上の打ち上げを計画している。

(出典:Amazon)
(出典:Amazon)

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Amazonプレスリリース
KA-01ミッション
Space.com

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