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スペースデータ、「バーチャルISS」VR対応版を提供–微小重力環境などを体験
2025.03.26 17:50
スペースデータ(東京都港区)は3月26日、デジタル上に再現した国際宇宙ステーション(ISS)を仮想現実(VR)ヘッドセットで体験できるようにした。技術基盤のライセンス販売も開始した。
同社は、ISSの3D空間や実際のISS内部の環境をデジタル上に再現。微小重力環境や空気の流れなどISS特有の環境を体験できるとし、PCゲームプラットフォーム「Steam」での無料配信を2024年11月から開始した。
このバーチャルISSをVRヘッドセットで体験できるようにした。VR対応版では、ISS内部を自由に探索することで宇宙飛行士と同じように体験できると説明。無重力環境が再現されているとともに船外活動も体験できるという。ISSから見下ろす地球の眺望も再現していると説明している。
VR対応版の活用例として「大学や研究機関での教育コンテンツ」「ヘッドセットを活用したゲームやエンタメコンテンツ」「科学館やバー、クラブなどの商業施設での没入体験サービス」を挙げている。
ライセンス契約での販売となるため、ウェブサイトから問い合わせてほしいとしている。
同社は、宇宙ステーションや月面などの宇宙環境をバーチャルに再現する技術「宇宙デジタルツイン」を推進しており、バーチャルISSはその第1弾。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新事業創出プログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みのもとで共創活動を進めている。ISSの日本実験棟「きぼう」で取得した温度や湿度、風量、照度などの船内環境データをJAXAから提供してもらい、宇宙で取得した実データをデジタル上に再現する取り組みを進めている。