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スターシップ、8回目の打ち上げを直前に中止–カウントダウン残り40秒で

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　Space Exploration Technologies（SpaceX、スペースX）は3月4日、次世代巨大ロケット「Starship」（スターシップ）の8回目の試験飛行を中止した。日本時間の朝9時前に打ち上げ予定だったが、カウントダウン残り40秒でホールドし、数分間最終チェックをした後、同日の打ち上げ中止を発表した。

　1月17日に実施された7回目の打ち上げでは、巨大なブースター「Super Heavy（スーパーヘビー）」を発射塔に備え付けられたアーム「Chopstick（チョップスティック、箸）」でキャッチすることに成功した。しかし、ロケット第2段の「Ship（シップ）」は、搭載していた「Starlink」（スターリンク）衛星を軌道に投入する前に、大西洋上で爆発分解して消失した。原因は内部火災が発生したためだという。

　SpaceXは将来的に、第2段のShipもアームで回収することを計画している。これにより、ロケットの点検と再飛行のプロセスが大幅に効率化される予定だという。