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ispace、月着陸船「レジリエンス」との通信を確立–軌道上で安定した電源供給

2025.01.16 07:34

UchuBizスタッフ

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 ispace(東京都中央区)は、1月15日に打ち上げた月探査計画「HAKUTO-R」ミッション2の月着陸船(ランダー)「RESILIENCE」(レジリエンス)について、管制室との通信を確立したことを発表した。

日本橋にある管制室内の様子(出典:ispace)

 ランダーは1月15日の15時11分に、米国のケネディ宇宙センターでSpace Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」によって打ち上げられた。その後、16時44分にロケットから分離された。

Falcon 9ロケットによりランダーが打ち上げられる様子(出典:ispace)

 同社によれば、通信の確立により、ランダーの姿勢の安定とともに軌道上での安定した電源供給の確立を確認したという。これにより、10段階のマイルストーンのサクセス2の完了に続き、 サクセス3にも成功した。今後は、サクセス4(「初回の軌道制御マヌーバを実施、ランダーを予定軌道に投入」)の達成に向けて、その他のランダーの基幹システムに不備がないことを確認するとしている。

ミッション2のマイルストーンの「サクセス3」まで達成した

 ispace 代表取締役CEO & Founderの袴田武史氏は、「RESILIENCEランダーとの通信確立、姿勢制御、電力供給の確立により、安定した航行状態を確立することにまずは成功した。今後予定されている初回軌道制御マヌーバの実施へ向けて、ミッション1で獲得した知識と経験をフルに活用し準備を進めていく」とコメントした。

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ispaceプレスリリース

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