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JAXAの小型ロケット「イプシロンS」、燃焼試験の再挑戦で火災発生–2023年にも爆発
2024.11.26 10:24
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発している小型の固体燃料ロケット「イプシロンS」が、11月26日に種子島宇宙センターで実施された、第2段モーター再地上燃焼試験において爆発を起こし、火災が発生した。
2023年7月にも能代ロケット実験場(秋田県能代市)での燃焼試験で爆発を起こしており、対策を講じての再挑戦だった。点火から約49秒後に燃焼異常が起きたとしており、JAXAは原因を調査中。なお、人的被害や物的被害はないという。
イプシロンSは、日本における小型衛星の打ち上げ手段の早期獲得などを目的に開発が進められている、全長約27.2mの固体燃料ロケット。大型の基幹ロケットである「H3」ロケットとの相乗効果により、国際競争力の強化を目指している。