中国、内陸西南部に宇宙港を建設--西昌から100km、急増する打ち上げに対応か

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中国、内陸西南部に宇宙港を建設–西昌から100km、急増する打ち上げに対応か

2024.10.17 08:00

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 中国の西南部にある四川省の涼山イ族自治州で現地時間10月9日、商業宇宙港が建設されることが発表された。

 涼山イ族自治州の西昌市には、中国が運用する西昌衛星発射センターが存在する。衛星発射センターから100kmほど離れているという新しい宇宙港は同国の宇宙へのアクセスを強化することが目的と説明。飛躍的に増加している中国での打ち上げに対応するためと考えられる。

 涼山イ族自治州当局は、新しい宇宙港が航空宇宙分野の重要なプロジェクトだと述べた。しかし、発射台の数やサポートされるロケット、推進剤の種類などの詳細は明かされていない。

 中国には酒泉、太原、西昌の3つの内陸宇宙港がある。南シナ海の海南島沿岸の文昌では、新世代の長征ロケットが打ち上げられるほか、2つの新しい商用発射台が設置されている。中国東部の山東省でも、2019年から海上打ち上げが実施されている。

「長征3号B」ロケットが打ち上げられた西昌衛星発射センター(出典:CASC)
「長征3号B」ロケットが打ち上げられた西昌衛星発射センター(出典:CASC)

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涼山イ族自治州発表
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