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「スターシップ」火星への打ち上げは2026年に–イーロン・マスク氏が表明
2024.09.09 15:53
Space Exploration Technologies(SpaceX)を率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏はX(旧:Twitter)で9月8日、2年後にロケット「Starship」(スターシップ)の火星への打ち上げを開始すると表明した。
Starshipは、第1段のSuper Heavyと組み合わせた全長が122mに達する超大型ロケットだ。100人を同時に宇宙に運ぶことができ、人類を火星へ運ぶ輸送手段として開発された側面もある。
2024年6月には4回目のテスト飛行を実施し、宇宙船の本体となる第2段「Starship」と、第1段「Super Heavy」の海上への軟着水に成功している。
マスク氏は2026年の火星への打ち上げについて 「これらは無人機で、火星に無傷で着陸できるかどうかの信頼性をテストする。着陸がうまくいけば、火星への最初の有人飛行は4年後になるだろう」と語った。また「そこから飛行頻度が飛躍的に伸び、20年ほどで自律した都市を建設することを目標としている。複数の惑星が存在し、すべての生命が一つの惑星に存在することがなくなるため、人類の寿命は大幅に伸びるだろう」とも述べた。
SpaceXは現在、Starshipの5回目の飛行に向けて準備を進めている。5回目の飛行では、再使用のために地球に着陸するSuper Heavyを発射台でキャッチすることを試みる。
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Elon Musk / X