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米宇宙軍、衛星通信を妨害する小型装置を試験–世界中に配置可能
2024.04.26 07:00
米宇宙軍は現地時間4月18日、潜在的な宇宙からの攻撃から米軍を守るために、地上に配備して衛星との通信を妨害する装置を試験したことを明かした。
宇宙訓練・準備軍団(Space Training and Readiness Command:STARCOM)が試験した装置は「Remote Modular Terminal(RMT)」と呼ばれている。これは電波の特定の周波数に干渉することで、頭上の衛星との通信を妨害するというものだ。
米宇宙軍の声明によれば、RMTは「低コストで大量に配備できる、遠隔操作が可能な小型システム」だとしている。米宇宙軍中佐のGerrit Dalman氏は「世界中のすべての地点に対宇宙電子戦能力を提供できる」と語っている。
実験の詳細はほとんど明かされていないが、2台のRMTユニットが別々の場所に設置され、3台目で制御されていたという。妨害システムは「システム遅延」や「ターゲット交戦精度」だけでなく、通信の安全性も評価されたとしている。
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STARCOMプレスリリース