中国、軍再編で「情報支援部隊」発足--宇宙戦略に影響の可能性

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中国、軍再編で「情報支援部隊」発足–宇宙戦略に影響の可能性

2024.04.25 07:00

塚本直樹

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 中国の人民解放軍でサイバー空間や宇宙分野を指揮していたとみられる「戦略支援部隊」が廃止され、新しく「情報支援部隊」が発足した。

 現地時間4月19日に発表された。国家主席で中央軍事委員会主席の習近平氏の指示によるものとみられている。

 人民解放軍の発表によれば、現在は陸軍、海軍、空軍、ロケット軍の4つの部隊が存在する。今回、新たに情報支援部隊、航空宇宙部隊、サーバー宇宙軍部部隊、統合後方支援部隊の4つが発足した。航空宇宙部隊は、以前は戦略支援部隊の航空宇宙部門だった。

 習近平氏は、情報支援部隊は軍の新たな戦略部門であり、ネットワーク情報システムの統合を調整するうえで、重要な柱だと強調した。今回の再編は、戦略支援部隊が創設された2015年以来の最大とみることができる。

 情報支援部隊の発足は、サイバー空間や宇宙空間を含む情報作戦を一元化することでサイバー空間や宇宙空間の統制の強化を目指せるようになるとみられている。

(出典:Ourspace)
(出典:Ourspace)

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人民日報
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