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米ベンチャー企業、衛星とスマホの直接接続をテストへ–アフリカ最大の携帯会社と

2024.03.15 07:00

　米ベンチャー企業Omnispaceとアフリカ最大という携帯通信会社であるMobile Telecommunications Network（MTN）グループは米国時間3月12日、600機以上の地球低軌道（LEO）の衛星コンステレーションによる、スマートフォンへの直接接続をテストすると発表した。

　OmnispaceはすでにLEOにある2つのプロトタイプ衛星と、衛星電話サービス企業ICOから12年前に取得した地球中軌道（MEO）衛星を使用し、S帯（周波数は2G～4GHz、波長は75～150mm）でスマートフォンと直接接続するテストを実施するという。

　Omnispaceはインド、フィリピン、スリランカ、モルディブ、南太平洋の島嶼国などの通信事業者と同様のテスト契約を結んだと発表。同社はまた、ブラジル全土でサービスを提供するための規制当局の許可を得たと発表した。

　Omnispaceは米連邦通信委員会（FCC）に対して、300機のLEO衛星で2026年に初期サービスを提供する予定だと説明している。Omnispaceで最高経営責任者（CEO）を務めるJay Yass氏は、「これらの活動の状況やコンステレーション計画については、2024年後半に詳細を知らせる」と語っている。