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中国、新型ロケット「長征6号C」「長征12号」の運用を2024年に開始か
2024.03.05 08:00
中国が2024年に「長征」(Chang Zheng:CZ、Long March:LM)ロケットの新型2種類「長征6号C」(CZ-6C、LM-6C)「長征12号」(CZ-12、LM-12)の運用を開始すると、海外メディアのSpace.comが報じている。
長征6号Cは既存の「長征6号A」の新型ロケットで、全長約43m。液体燃料のセンターコアと固体燃料サイドブースターを使用する。ロケットは2024年前半に中国北部の太原衛星発射センターから打ち上げられるとみられている。
長征12号はケロシンを燃料とする2段式の液体燃料ロケットで、地球低軌道(LEO)に10t、太陽同期軌道(SSO)に6tのペイロードを打ち上げられるとみられている。直径3.8mの長征12号は、鉄道での陸上輸送が可能だ。
国有企業であり、中国の宇宙開発の中心とも言える中国航天科技集団(CASC)は2024年に「長征8号」の改良型を打ち上げる予定だ。CASCはまた、大型宇宙インフラや有人月探査のために、大型ロケット「長征9号」「長征10号」を開発している。
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Space.com