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民間企業初の月着陸に成功–「オデュッセウス」、活動終了迫る
2024.02.28 17:45
米Intuitive Machinesは米国時間2月26日、月着陸船「Odysseus」(オデュッセウス、Nova-C)があと1日しか通信できない見込みだと発表した。
同社の月着陸ミッション「Intuitive Machines-1(IM-1)」として打ち上げられたOdysseusは民間企業が運用する宇宙船として史上初めて2月22日に月の南極付近に降り立った。機体は横倒しの状態となっているものの、地球に撮影画像を送信するなど運用が続いている。
Intuitive Machinesによれば、Odysseusは「フライトコントローラーと通信を続けている」とし、ソーラーパネルが光にさらされなくなるまでデータを収集し続けるという。地球と月の位置関係から2月27日まで通信が続けられる見込みだ。
Odysseusは降下中に撮影した画像を地球へと新たに送信。Intuitive MachinesはXで「Odysseusはメインエンジンが時速3万8600km以上に減速する間、月の上空約30mでこれらの画像を撮影した」と述べている。