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米ヒューズのネットワークソフトウェア、米空軍の衛星通信実験に採用
2024.02.26 14:30
米Hughes Network Systems(Hughes)は米国時間2月21日、マルチベンダーによる移動通信ネットワークの構築を目標とした軍事実験用のモデムや地上技術をSES Space & Defense(SES SD、旧SES Government Solutions)に提供すると発表した。
EchoStarの子会社となるHughesは、巨大な通信衛星「Jupiter 3」を運用している。SES SDは米国政府や軍隊に衛星通信システムを提供。米空軍の「Defense Experimentation Using Commercial Space Internet(DEUCSI)」プログラムで実証実験を計画している。
HughesとSES SDは静止軌道の「SES-15」「SES-17」と、中軌道のSES SD製「O3b」、低軌道のSpace Exploration Technologies(SpaceX)製「Starlink」の各通信衛星でサポートされる、ハイブリッドネットワークの確立を試みる。実証実験でのモバイルネットワークテストには、地上と空中のプラットフォームが含まれる。
Hughesのネットワーク管理ソフトウェアは、空軍の「Enterprise Management and Control (EM&C)」プログラムで開発された技術に基づいている。同軍はEM&Cソフトウェアを使用することで、電子妨害やサイバー攻撃に影響されないネットワークの構築を目指している。