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スマホと直接通信する機能に対応–スターリンク新型衛星、12月29日に打ち上げ

2023.12.19 07:30

塚本直樹

　Space Exploration Technologies（SpaceX）はブロードバンド衛星「Starlink」の新型21機を米国時間12月29日に打ち上げる。

　Starlinkは地球低軌道（LEO）に多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なインターネット接続を提供している。2024年からは、スマートフォンと衛星が直接通信する「Direct to Call」の提供が予定されている。

　12月29日に打ち上げられるStarlinkの衛星は、初めてDirect to Callに対応したものとなる。これについてSpaceXは「この打ち上げにより世界中のモバイルネットワーク事業者が、陸地や湖、沿岸でテキスト、通話、ブラウジングへのシームレスなグローバルアクセスを提供できるようになる」と説明している。

　米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から「Falcon 9」ロケットで打ち上げられる。衛星を打ち上げたFalcon 9の第1段は、太平洋上に設置されるドローン船「Of Course I Still Love You」に着陸する予定だ。