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リアルタイムに交信–古川聡宇宙飛行士がISSでの実験を解説するウェビナー開催
2023.10.31 17:46
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙教育センターは10月30日、高校生~大学2年生を対象にしたウェビナー「古川宇宙飛行士ISS長期滞在ミッション概論~ISS宇宙実験のリアル~」を11月27日に開催すると発表した。
今回のウェビナーでは、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の宇宙飛行士の古川聡氏やJAXAの技術者が、古川氏が軌道上で取り組むミッションを講義する。
人類が月へ活動領域を広げていく上で欠かせないロボティクスの活用、有人環境を構築する上で必要な火災安全など、古川氏が取り組んでいる宇宙での実験について、ミッションの背景となる情報やそのメカニズムを詳しく説明するという。
古川氏のほか、国際宇宙探査センターの古賀勝氏、きぼう利用センターの永瀨桂氏と菊池政雄氏、有人宇宙技術センターの関川知里氏の4人が登壇する。以下は予定されている講義内容(ISSの運用状況から交信の時間が前後する可能性があり、時間割は変更される可能性がある)。
- 国際宇宙探査概論=古賀勝氏(JAXA国際宇宙探査センター)、午後6時05分~
- 有人宇宙活動におけるロボティクス活用と宇宙ロボットプログラミングコンテスト(Kibo-RPC)=永瀬桂氏(JAXAきぼう利用センター)、午後6時25分~
- 宇宙での火災を防ぐ~宇宙事件で理解する燃焼のメカニズム~=菊池政雄氏(JAXAきぼう利用センター)、午後7時00分~
- 宇宙と地上を結ぶ交信=関川知里氏(JAXA有人宇宙技術センター)、午後7時30分~
- 古川宇宙飛行士軌道上交信~クイズ&質疑=古川聡氏(JAXA宇宙飛行士)、午後8時00分~
ウェビナーの最後には、軌道上の古川氏と交信して、それまでの説明を踏まえたクイズが出される。各登壇者に向けた事前の質問、ライブでの質問も受け付ける。
開催時間は午後6時~8時30分を予定。ウェビナーの対象は高校生~大学2年生を想定しているが、誰も参加できる。参加するにはウェブフォームから応募。応募締切は11月22日午後12時00分。定員は先着500人。