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au、Starlink衛星とスマホの直接通信サービスを2024年提供–日本全域をエリア化

• #KDDI

　KDDIは8月30日、Starlink衛星とauスマートフォンの直接通信サービスを2024年をめどに提供すると発表した。SMSなどのメッセージ送受信から対応し、順次音声通話やデータ通信にも対応する。

　Starlink衛星との直接通信サービスは、既存の携帯電話の周波数帯を利用する。このため、既存のauスマートフォンを利用できる。山間部や島しょ部を含む日本全土で「空が見えればどこでも繋がる」体験を実現できるとしている。

　直接通信サービスの提供に合わせ、KDDIはSpace Exploration Technologies（SpaceX）との新たな業務提携を締結。両者は海外渡航時にもauスマートフォンで衛星通信サービスを利用可能にすることを目指すという。

　　KDDIで代表取締役社長を務める高橋誠氏は「日本は山が多く島も多い国で、携帯エリアの面積カバー率は60%程度に過ぎない」と語り「ドコモやソフトバンクも同じようなカバー率だが、これからの差別化は非日常をつなぐこと。日本のどこにいても「繋がらない」がなくなるように、来年サービスを開始する」と述べた。