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インドが月面着陸に成功、中国が月の地下をマッピング–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ(8月21〜27日)

2023.08.28 10:51

小口貴宏(編集部)

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 インドの月探査機「チャンドラヤーン3号」の着陸成功から、ispace月着陸船がミッション失敗で保険金を受領まで、先週1週間(2023年8月21日~8月27日)に掲載したニュースから注目すべき記事をまとめた。

【画像】インド探査機「チャンドラヤーン3号」、月の南極に着陸

 インド宇宙研究機関(ISRO)の月面探査機「Chandrayaan-3」は8月23日、月の南極への着陸に成功した。これにより、インドは米国、旧ソ連、中国に続き、4番目に月面着陸を成功させた国となった。月の南極への着陸は世界初となる。

Sierra SpaceとRedwire、商業宇宙ステーション向けバイオ研究で提携

 Sierra SpaceとRedwireは、商業宇宙ステーションにおけるバイオテクノロジーの研究プラットフォーム開発で提携を発表した。Sierra Spaceが開発する膨張式モジュール「LIFE」は、軌道上で3階建てビル相当のサイズまで膨張する計画だ。

中国の月面探査機、地下300mまでマッピング–溶岩の地層など発見

 中国の月面探査機「玉兎2号」は、月の地面から地下約300mまでのマッピングの結果を発表した。月の地下約40mまでは塵や土、砕けた岩石からなる複数の層で構成されており、その下には数十億年前の溶岩が5層に分かれて存在していることが確認された。

ispace、月探査「HAKUTO-R」ミッション1着陸失敗で保険金38億円を受領

 spaceは、月探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の着陸船の着陸失敗に関して、既に締結済みの損害保険契約に基づき、保険金を受領したと発表した。受領した保険金の額は37億9300万円となる。

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