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Artemis IIとArtemis IIIで宇宙船「Orion」内の空気を守る装置が展示

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　米航空宇宙局（NASA）の月探査ミッション「Artemis II」および「Artemis III」で使用される空気モニタリング装置「Laser Air Monitoring System」（LAMS）が、8月にシアトルで開催された国際宇宙ステーション研究開発会議（International Space Station Research and Development：ISSRDC）で展示された。

　Artemis IIでは、「Orion」宇宙船を利用して、宇宙飛行士が月を周回することになっている。また、Artemis IIIでは、Orion宇宙船とSpace Exploration Technologies（SpaceX）の「Starship」を利用し、宇宙飛行士が月面へと着陸する予定だ。

　アラバマ州を拠点とするDyneticsが製造するLAMSは、Artemis IIとArtemis IIIに利用されるOrionに搭載される。宇宙船内の酸素や二酸化炭素、水蒸気に関するデータを、リアルタイムで送信する。また圧力センサーも搭載し、ガス漏れなどによる圧力の急上昇を宇宙飛行士に警告する。

　LAMSはOrionには搭載されるが、月面を歩行するための宇宙服には搭載されない。開発チームは、将来のミッションで使用可能なポータブルユニットも計画中だと述べている。

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