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鳥取砂丘が「月面」に–実証フィールドの愛称を募集、6月末に整備完了

2023.05.24 17:41

小口貴宏(編集部)

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 鳥取県は、鳥取砂丘エリアを「月面」に見立てた実証フィールドの愛称を募集すると発表した。同フィールドの整備は6月末に完了し、7月中にオープニングイベントが開催される。

 月面は細かな砂である「レゴリス」に覆われているが、同フィールドは鳥取砂丘の砂を利用して月面を再現する。鳥取砂丘に近接する鳥取大学乾燥地研究センターの敷地内に設けられ、広さは約0.5haとなる。

 具体的には、月面環境を想定した実証実験を行うための「面ゾーン」、5度から20度程度の「斜面ゾーン」、利用者が自由に掘削造成できる「自由設計ゾーン」から構成される。

 国内外で宇宙産業が大きく成長すると見込まれる中、鳥取県は「星取県」というキャッチコピーのもと、宇宙産業を創出するチャレンジを推進している。鳥取砂丘における月面実証フィールドの整備も、宇宙ビジネス創出の取り組みの一環となる。

 愛称の募集期間は5月24日〜6月11日。応募は専用ウェブサイトから受け付ける。応募した人の中から抽選で10人に、4000円相当の星取県のコラボ商品の詰め合わせをプレゼントするという。

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