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ロケット部品を「丸ごと製造」する3Dプリンター、米Rosoticsが発表
2023.03.31 10:11
米宇宙開発スタートアップのRosoticsは、ロケットタンクやフェアリングを製造するための3Dプリンター「Mantis」を発表した。
従来の3Dプリンターでは、金属ワイヤーや原料を加熱するために高出力レーザーを使用する。一方のMantisはノズル内の磁界を利用し原材料を加熱する。
Rosoticsの共同設立者兼CEOであるChristian LaRosa(クリスチャン・ラローサ)氏は、「Mantisではレーザーがなくても、同じ出力結果を得ることができる。電源供給には240ボルトの電源コンセントを利用する」と説明している。
Rosoticsは、Mantisの納入を2023年第3四半期(7月〜9月)から開始する。同3Dプリンターはさまざまなサイズに対応できるように設計されているが、現時点は1.5〜8mのアルミニウム/スチール構造物を製造することができる。