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中国とフランス、「ガンマ線バースト観測衛星」を準備中

2023.03.07 09:55

塚本直樹

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 ガンマ線バーストとは、ガンマ線が数秒から数時間にわたって先行のように放出される現象だ。その発生源は極超新星の爆発だと予測されているが、詳細はまだわかっていない。これを観測する衛星「SVOM」を中国とフランスの宇宙機関が共同で開発している。

 SVOMは2014年に中国国家航天局(CNSA)とフランス国立宇宙センター(CNES)が共同で構想を発表したものだ。中国側がガンマ線バーストモニター(GRM)と可視光望遠鏡(VT)を提供。フランスはECLAIRs望遠鏡とマイクロチャンネルX線望遠鏡(MXT)を開発する。

 そして今回、フランス側の2個の部品が中国へ輸送される準備が整った。SVOMの打ち上げは、2023年12月に西昌衛星発射センターから実施される予定だ。

(出典:CAS)

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