衛星とスマホの直接通信を目指すLynk Global、最初の地上局がまもなく完成

2023.02.01 10:40

　フロリダ州を拠点とするLynk Globalは、スマートフォンと衛星とが直接通信する計画の一環として、ハワイの地上局の完成を間近に控えている。

　Lynk Globalは2023年末までに、50機以上の衛星を運用してスマートフォンとの接続サービスを提供しようとしている。ユーザーは、テキストメッセージの送受信ができるようになる予定だ。

　Lynk Globalは現在、ハワイにて地上局を建設している。通信には「Ka帯」の電波を利用し、パートナーの携帯電話会社の地上ネットワークとの連携に利用される。なお、同社は世界中に数十の地上局の設置を予定している。

　Lynk GlobalでCEO（最高経営者）を務めるCharles Miller氏は、「最初の地上局は2月に完成し、テストできると考えている」と述べている。同社は商業衛星を3基運用しており、新たに10基を地球低軌道（LEO）で運用する許可を連邦通信委員会（FAA）から得ている。

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